これからはじめるAjaxの基本

まず「Ajax」とは非同期通信を行うためのプログラム(オブジェクト)のことで、
ウェブサイト上でサーバーと同期しなくても通信を行ってデータをやりとりしてくれることです。

Ajaxを使えば、画像や動画をシームレスでウェブサイト上で表示することができます。
このAjaxの恩恵を一番大きく受けているのが、地図サービスです。

ブラウザ上で地図サービスを使うと、マップ上に表示されたピンを移動させると、
地図の画像がそのまま移動します。


ブラウザのページを更新しようとすると、画面が一度真っ白になるのですが、Ajaxを使って非同期通信を行っている地図サービスでは、画面が白くなることはありません。

同期通信と非同期通信の違い



同期通信: サーバーにリクエストする → サーバーから返信される。
情報を毎回サーバーから取得するため、リクエストしてからレスポンスが返ってくるまで、
ブラウザ画面が真っ白になる。


非同期通信: サーバーに一部の情報をリクエストする → サーバーから一部の情報が返信される。
情報の一部をまとめてリクエストするので、毎回サーバーにリクエストする必要がない。
ブラウザ上で作業を行っても画面が白くなることはない。

非同期通信を使うことで、サービスを利用するユーザーに毎回更新を行うといった負担をかけることなく、
サービスを利用してもらうことができます。



「Ajax」は複数プログラムの組み合わせ



Ajaxは正式名称を「Asynchronous JavaScript + XML」といいます。
この名前からわかるように、Ajaxには「JavaScript」、「XML」というプログラムと、
さらに「DOM」というものが組み合わされたものです。


そのため、Ajaxを使いこなそうと思ったら、「JavaScript」、「XML」、「DOM」という3つのプログラムについて調べる必要があります。

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